物理基礎【波】補講『開口端補正』の講義内容に関連する演習問題です。
講義編を未読の方は問題を解く前にご一読ください。
問題
下図のように,シリンダーにピストンを取りつけて閉管とし,この管口にスピーカーを置いて音を出した。
ピストンを管口から徐々に遠ざけていくと,管口からL1[m]の位置ではじめて音が大きく聞こえた。
さらにピストンを動かすと,管口からL2[m]の位置に来たとき,再び音が大きく聞こえた。
以下の各問に答えよ。
[Level.1]
スピーカーから出る音の波長をL1,L2を用いて表せ。
[Level.2]
ピストンをさらに動かし続けたとき,次に音が大きく聞こえるのはピストンがどの位置のときか。
L1,L2を用いて表せ。 ただしシリンダーの長さは十分に長く,ピストンが途中で抜けることはないものとする。
[Level.3]
開口端補正をL1,L2を用いて表せ。
この下に答えを載せていますが,まずは自力で考えてみましょう。
答え
[Level.1]
\(2(L_{2}-L_{1})\)
[Level.2]
管口から2L2–L1の位置
[Level.3]
\(\frac{L_{2}-3L_{1}}{2}\)