物理【電磁気】第36講『インピーダンスと位相のずれ』の講義内容に関連する演習問題です。 講義編を未読の方は問題を解く前にご一読ください。
インピーダンスと位相のずれ抵抗だけ or コイルだけ or コンデンサーだけの交流回路は簡単ですが,これらが複数組み合わされた場合はどうすればいいのでしょうか?...
問題
R[Ω]の抵抗と電気容量C[F]のコンデンサーからなる下図のような直列回路に,角周波数ω[rad/s]の交流電圧Vを加える。 以下の各問に答えよ。
[Level.1]
回路に流れる電流Iの位相を基準(I=I0sinωt)として,抵抗とコンデンサーそれぞれの両端にかかる電圧VR,VCを求めよ。
[Level.2]
電流Iの位相に対する,加えた電圧Vの位相のずれφについて,tanφの値を求めよ。
[Level.3]
この回路のインピーダンスを求めよ。
この下に答えを載せていますが,まずは自力で考えてみましょう。
答え
[Level.1]
\(V_{R}=RI_{0}\sin \omega t\)
\(V_{C}=\frac{I_0}{\omega C}\sin (\omega t-\frac{\pi}{2})\)
[Level.2]
\(\tan \phi =-\frac{1}{\omega RC}\)
[Level.3]
\(\sqrt{R^{2}+(\frac{1}{\omega C})^2}\)
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