物理【熱】第15講『状態変化のまとめ』の講義内容に関連する演習問題です。
講義編を未読の方は問題を解く前にご一読ください。
問題
なめらかに動くピストンが付いた容器に理想気体を閉じ込めた。
このときの気体の圧力,体積,温度はそれぞれ1.0×105Pa,4.0×10-3m3,4.0×102Kであった(状態A)。
以下の各問に答えよ。
[Level.1]
状態Aから温度を一定に保ったまま,体積を2.0×10-3m3にした(状態B)。
状態AB間の気体の内部エネルギーの変化と,状態Bでの気体の圧力を求めよ。
[Level.2]
次に,状態Bから体積を一定に保ったまま,圧力を1.0×105Paに戻した(状態C)。
状態BC間に気体がした仕事と,状態Cでの気体の温度を求めよ。
[Level.3]
次に,状態Cから圧力を一定に保ったまま7.0×102Jの熱量を与え,状態Aに戻した。
状態CA間に気体がした仕事と,内部エネルギーの変化を求めよ。
この下に答えを載せていますが,まずは自力で考えてみましょう。
答え
[Level.1]
内部エネルギーの変化:0J
圧力:2.0×105Pa
[Level.2]
気体がした仕事:0J
温度:2.0×102K
[Level.3]
気体がした仕事:2.0×102J
内部エネルギーの変化:5.0×102J